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ずっと行きたかった中国へ:心を動かした旅(1/2部)

  • 執筆者の写真: Marc
    Marc
  • 4月2日
  • 読了時間: 9分

更新日:4月25日


中国への憧れと決意 ずっと行きたかった中国へ


僕は以前から中国に強い魅力を感じておりました。


幼い頃からバドミントンが好きで、中でも中国の伝説的な選手である林丹(Lin Dan)に強く憧れておりました。彼のプレースタイルや圧倒的な実力に魅了されるうちに、中国という国自体にも関心を持つようになりました

中国という国自体にも関心

また、日本の歴史を学ぶ中で、中国が常に深く関わっていることを知り、その文化の奥深さや影響力の大きさを理解するたびに、「いつか必ずこの国を訪れたい」という思いが募っていきました。


大学では5年間、ビジネススクールに通いながら、国際的な環境に身を置くことを常に意識しておりました。特にアジアへの関心が強く、中国語を学ぶことで将来的に役立つ経験を積みたいと考え、海外留学を目標にしておりました。そして、その一環として、1年間の北京留学、その後6か月間のクアラルンプール滞在という計画を立てました。


これらの選択には、それぞれの土地の文化や自然、さらには長年愛しているバドミントンの影響も大きく関わっております。


2020年から2021年にかけて、ついに中国留学の機会を得ることができました。成績も認められ、必要な証明書の取得も完了し、ビザも無事に発行され、あとは渡航するだけという状況になりました。しかし、新型コロナウイルスの影響によって、僕の夢は突然絶たれることとなりました。その時、「いつか必ず中国へ行く」という決意を強く抱きました。大学時代に思い描いた自分の目標を叶えるために、そして未来の自分が後悔しないように


その思いを胸に、まずは日本への移住を決意いたしました。中国へは日本から飛行機でわずか3時間、しかもビザなしで渡航可能ということもあり、もはや行けない理由はありませんでした


日本での生活が落ち着いたタイミングを見計らい、念願の中国旅行を決行することを決めました。そして、年末年始の休暇を利用し、上海で新年を迎えることにいたしました。その旅について今日は書いていきたいです。


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初めての中国、上海での衝撃


旅の始まりは少々慌ただしいものとなりました。当初は名古屋の中部国際空港から出発する予定でおりましたが、誤って名古屋空港へ向かってしまうというハプニングが発生いたしました。


しかしながら、なんとか無事に上海へ到着することができました。


夜遅くに上海浦東空港へ降り立った僕は、早速中国ならではの雰囲気を肌で感じることになりました。地下鉄の運行はすでに終了しており、バスでの移動を余儀なくされましたが、英語はほとんど通じません


さらに、タクシーの客引きがしつこく、慣れない環境に戸惑いながらも、何とか正しいバスを見つけて乗車することができました。そして、無事に上海のホテルの近くで下車いたしました。


街を歩き始めた瞬間、強い衝撃を受けました。目の前には美しく輝く高層ビル群がそびえ立ち、さらに馴染みのあるファミリーマートも目に入りました。

街を歩き始めた瞬間、強い衝撃

異国の地にいながらも、どこか懐かしさを感じさせる不思議な感覚に包まれながら、その日は疲れた体を休めるために、すぐに就寝いたしました。


翌朝、まずは南京東路へ向かいました。ここでは、人生で初めてWeChat Payを利用し、買い物をするという貴重な体験をいたしました。無事に決済が成功したときは、思わず安堵いたしました。

南京東路

その後、ついに長年憧れていた外灘(バンド)へ足を運びました。歴史ある建造物と対岸にそびえ立つ近未来的な高層ビル群が見事に調和しているこの景色を目の当たりにした瞬間、感動のあまりしばらく立ち尽くしてしまいました。

「ついにこの場所に来ることができた」
「ついにこの場所に来ることができた」

そう実感しながら、心が満たされていくのを感じました

新年は上海で迎えようと思っていたので、上海の観光は旅の最後に楽しむことにしていました。



上海を離れ、地方都市へ


次の目的地は嘉興(Jiaxing)でございます。上海とは異なり、どこかのどかで落ち着いた雰囲気が広がっておりました。特に驚いたのは、町の中に大きなカトリックの教会やモスクが存在していたことです。中国の地方都市でこのような光景を目にするとは、まったく予想しておりませんでした

嘉興(Jiaxing)
嘉興(Jiaxing)

また、市場では鳥や亀、植物などが狭いケージの中に並べられ、売られている様子を目にしました。


外国人観光客の姿はほとんどなく、地元の方々から写真を一緒に撮ってほしいと頼まれる場面もありました。事前にそのような話を聞いてはいたものの、実際に体験すると非常に新鮮で興味深く感じました。



杭州での新たな発見


次の目的地は杭州(Hangzhou)でございます。到着したのは夕方で、駅は非常に広く、ビル群が美しくライトアップされておりました。

杭州公園
杭州駅

まずは市街地へ向かい、ぶらりと散策を始めました。偶然たどり着いたのは活気あふれる屋台街。多種多様な料理が並び、どれも食欲をそそる香りを放っておりました。思わずいくつかの料理を試してみたのですが、どれも絶品でございました。今でも思い出すだけでお腹が空いてしまいます。


その後、川沿いを歩きながら夜の杭州の雰囲気を堪能しておりました。

川沿いを歩きながら夜の杭州

しかし、事前に終電の時間を確認していなかったため、気がつけば最終列車を逃してしまいました。しかしながら、そのまま散策を続けることにし、最終的には自転車をレンタルして移動いたしました。


杭州の街はとても魅力的で、広大な都市でありながらも、どこか穏やかな空気が流れておりました。周囲には誰もおらず、まるで自分が世界の中心にいるような、不思議な感覚に包まれました。特に印象的だったのは、この街がアリババの本社を構える都市であるという事実です。技術と伝統が融合した独特の雰囲気が漂っておりました。


翌日は、市内中心部の公園へ足を運び、美しい pagoda(塔)を見学いたしました。

杭州公園
杭州公園

さらに、船に乗って湖の中央にある島へ訪れることができ、まるで別世界に足を踏み入れたかのような体験をいたしました。


帰路につくと、公園の一角では年配の方々が集まり、楽しそうに合唱をしておりました。昨日の夜とはまた異なる杭州の顔を垣間見ることができ、大変充実した時間を過ごすことができました

杭州公園

黄山

A. 夜の到着と独特な雰囲気


杭州を後にし、午後には黄山行きの列車に乗り込みました。黄山に到着したのは夜でした。町に着いた瞬間、ワルザザート(モロッコ)を思い出しました。広々とした空間と静けさが特徴で、まるで大きなサービスエリアのような雰囲気が漂っています。大きな建物はあまりなく、むしろ開けた広場のような感じで、広さが印象的でした。


タクシーで約30分ほど移動し、料金はおよそ2000円でした。予想以上に便利で、思わずほっとしました。


その後、地元のレストランに行ったのですが、少し勇気が必要でした。店員さんも緊張している様子で、周りの人々は僕をじっと見ていました。しかし、そうした緊張感が逆にリアルで、異国情緒を感じることができて、とても楽しみました。店内では誰も英語を話すことなく、何とか自分で状況を切り抜けるしかありませんでしたが、それもまた一つの面白さでした。



B. 黄山登山:絶景と複雑な手続き


翌日、いよいよ黄山へ登山することにしました。しかし、まず最初の難関はバス停を探すこと。外国での移動はいつも一苦労です。どうにかして正しいバスに乗り込み、約1時間後に黄山に到着しました。


黄山には3つの主要な入口があり、それぞれにロープウェイがあります。チケットを購入する際、どのルートを使うかを選ばなければならず、購入後にはパスポートとチケットの登録を行うカウンターにも立ち寄らなければなりません。ここではまだバス代しか支払っていない状態です。


その後、山を登ためのバスに乗り換えます。ここからが本番で、窓の外にはついに黄山の有名な景色が広がり始めます。もうこの時点で、美しさに圧倒されました。


約30分後、ロープウェイの駅に到着。ここでロープウェイチケットを購入し、いよいよ黄山の絶景が目の前に現れます

これこそ実際に訪れないと感じられない感動です
これこそ実際に訪れないと感じられない感動です

丸みを帯びた岩と鋭く尖った岩が入り混じり、野生のサルが現れ、低い雲が幻想的な景観を作り出していました。言葉では表現しきれない美しさです。



山道にはいくつかのルートがありますが、唯一の欠点は観光客の多さです。特に中国人観光客が多く、年末ということもあって、この混雑が少し雰囲気を損なっているように感じました


また、天候が非常に変わりやすい点にも注意が必要です。朝は快晴だったのに、午後には霧が濃くなり、視界がほとんどなくなってしまいました。しかし、これは黄山では普通のことのようです。昼寝をした後、16時半ごろに下山を開始しました。

天候が非常に変わりやすい点にも注意が必要

帰りはタクシーを利用するのをお勧めします。僕のように自由気ままに旅をしている人には特に便利です。1時間のタクシー代は150元(約3200円)で、この価格ならばバスを間違えて迷うよりずっと快適でした。



C. 黄山最後の朝と南京への移動


夜もまた地元のレストランに行きましたが、ここで問題が発生しました。WeChat Payが使えなかったのです!言葉の壁もあり、現金を下ろすために何度も挑戦しましたが、うまくいきませんでした。しかし、店に戻ると、奇跡的にWeChatが復活し、ホッと一安心しました。


翌朝、川沿いを散歩しながら屯渓老街(Tunxi Old Town)に向かいました。ここは典型的な中国雰囲気が漂う場所で、古い街並みが広がっています。


隠れた公園もあり、風情があります。川沿いではお年寄りたちが釣りをしたり、瞑想をしたり、ダンスをしていたりしました。さらに、屋外のバドミントンコートまであって、こうした場所でバドミントンを楽しんでいる人々を見るのは面白かったです。



黄山への旅は、新しい発見がいっぱいの場所でした。前回の場所とはまた違った雰囲気を楽しむことができ、異国情緒が感じられる場所でもありました。


その後、鉄道駅に向かい、南京行きの列車に乗る予定でしたが、まさかのミス間違えて広州行きの列車に乗ってしまったのです!


実は南京都市は二つあり、一つは広く知られているものの、もう一つは広州の北に位置するものでした。チケットが高かった理由がようやく分かりました(笑)。仕方なく上饒(Shangrao)で途中下車することに。


でも、こうしたハプニングも旅の醍醐味です。

最終的には無事に南京に到着しました。




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